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がん治療とお口って関係ある??

2025.03.05お知らせ
こんにちは。


さてさて、今日はがん治療とお口のお話です。


Q1.がんの手術に歯科治療が関係するんですか?意外な感じですけど、どういうことでしょう??

A.がんの手術は多くの場合、全身麻酔で行います。この時、人工呼吸用のチューブをお口に入れるのですが、その際、歯が折れたり抜けたりするのを防いだり、
 手術後の肺炎や傷口の細菌感染を防ぐために歯科治療が重要となるのです。

Q2.自分の歯がなくてもお口のケアは必要?

A.歯のない方も、お口の中は汚れています。お口の細菌は、舌や頬粘膜などにも生息していますので毎日のケアは欠かせません。お口を清潔に保つことで、肺炎のリスクも下がります。


Q3.なぜこんなに口内炎が悪化しやすいの??

A.お口の粘膜は、非常に薄いデリケートな組織です。皮膚と違って表皮は薄く、バリアとなる角化層もありません。皮膚であれば出血してもかさぶたができますが、それもないので、傷口から細菌が入り込みやすいのです。


Q4.頭頸部の放射線治療を受けるときは、金属の被せ物を外した方がいい?

A.銀や金、合金など金属の被せ物(いわゆる金属冠)は、放射線を反射します。この現象は「散乱線」といい、散乱線により口内炎が起きたり、部分的にひどくなったり、当てたい場所に放射線が当たらなくなったりします。
 そのため、昔は頭頚部の放射線治療の前には銀歯をすべて抜いてもらう時代もありましたが、いまは患者さんのQOLが下がるのでそうはしません。
 「スペーサー」というマウスピース型の装置をつけてもらい、金属からの散乱線を防ぐようにしています。せっかく入っている被せ物を外す必要はありませんのでご安心ください。


Q5.歯周病とがんは関係あるの??

A.がんの種類によっては、歯周病との関連が報告されています。歯周病の方は、口腔がん、咽頭がん、下咽頭・中咽頭がんが発生しやすいという統計があります。お口やのど以外にも、食道がん、肺がん、すい臓がん、大腸がんとの関連も疑われています。


Q6.今がん治療中で口内炎がツライです。歯磨きが痛くて歯磨きできない、食べても変な味がしてご飯がおいしくないです。

A.抗がん剤治療や放射線治療では、多くの場合副作用が起こります。特に口内炎が痛く苦しく、治療を断念してしまう方もいらっしゃいます。そうした口内炎を抑えるのに歯科が助けになるのです。
 →歯や被せ物、入れ歯が当たってお口の粘膜を傷付けていないか、などがん治療を始める前の準備運動となるのが歯科です。


上記のようにがん治療と歯科はとても身近なものです。
定期検診を受けながらお手入れしていくことで普段から万が一の時の準備もできるため、異常がなくても歯科受診は定期的にしておいた方がいいですよ~!
 
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